第3話 竹内真帆編③
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気が付いたら暗闇の中にいた。 手足が思うように動かない。 ……いったい、どうなっているの。 何とか瞼を動かし、目を開ける。いくつか黒い筋の入った、白い天井、それに点滴のパックが見えた。 ……ここは。 点滴とは反対方向に、頭に包帯を巻いている藤岡さんの姿があった。泣きそうな顔をしている。 どういうこと? ここは病院? いったい、何が。
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