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参ったわねん、いつもの調子でジミー先生が喋らなくなっちゃったわん。
でも、この世界に来て初めて落ち着いて過ごせそうなクリスマスなんだものん。
大好きなジミー先生に何か買ってあげたいわん…
「あらん?ヴィオちゃーん!」
「あ、ラズベリーさん。こんにちは抱き着いちゃダメですよ今小麦粉持ってるので。」
廊下で出会って数秒で釘を刺すとはさすがだわんヴィオちゃん…
確かに両手に抱えてる袋…お料理用の小麦粉みたいねん。
「残念だわーん……小麦粉で何か作るのん?」
「はい、クリスマスなので皆でクリスマスケーキを作ろうって。余った食材は頂けるそうなので、私はクッキーを焼いて皆さんに配ろうかなって思っているんです。」
「まぁ素敵!ラズベリーにもクッキーくれるのう!?」
「もちろんですよ。…あ、でもバターが少し足りなくて…量的にはちょっと少なくなってしまうかもしれないんですが。」
「!」
ヴィオちゃんが困ってる!
姉御肌ラズベリー、ここは一肌脱いで叶えてあげなくちゃん!
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