1人が本棚に入れています
本棚に追加
「尊いからじゃないかな。この世の神様の誕生日だから、ちゃんとした日を決めて、クリスマスを祝う」
「そう、正解」
彼女はにっこりと笑う。
「でも私とはちょっと違うね」
「違う?じゃあどんな考えなんだ?」
彼女は少しだけ間を開けた。そして言った。
「命の誕生は誰であれ尊い。でも一人一人を盛大に祝うことは出来ない。だから神の子であるイエス・キリストの誕生日を祝うことで、命の尊さを皆に知ってもらいたいんじゃないかな」
今日二回目の感動が襲った。
「面白い考え方だね。うん、気に入った」
「本当に?」
「ああ」
最初のコメントを投稿しよう!