第1話

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ジロジロジロ。 ひそひそひそ。 ジロジロジロ。 ひそひそひそ。 ーーみなさん、おわかりだろうか? 俺は今、ものすごーーーく見られている。 通る度に「うわっ!」、「最悪!」、「最低!」、「気持ち悪い!」 などなどいわれている俺。 理由はこの髪と目のせいだと自覚しているが、いかんせん生まれつきこの容姿のため、変えようにもめんどくさくて仕方がない。 容姿を変えるのにも膨大な魔力を使い続けなければならないのだ。俺を殺すのには十分な魔力の量を。 変えるべきかどうなのかと迷っていたのだがやっぱめんどくさいのでそのまま放置。 それでも少しぐらい見た目を変えるべきだったかとこの言われようだと考えてしまう。 でもやっぱ面倒なので放置。 ぱらぱらと入学指令とともに送られてきた地図を広げる。その際、「悪魔が何か唱える気だぞ!!」とかなんとか言っていたが無視。 赤い丸印で囲んだ部屋への道筋を確認。
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