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ソラの要望を満たすため
また、資金集めのために
初期エリアのウルフ狩りには
よく連れていきもしていたが
レベルが上がるにつれて
ソラはそのエリアの
モンスター退治だけでは
満足がいかなくなっていた。
また、何度も何度も
小さなクエストを受注して
小銭を稼ぐことに
退屈もしていた。
「こうなれば
仕方がない。
アライブを
やめるってことが
どんなことか、
わからせてやる。」
「へ??」
「先日…解放されたばかりの
第3線にレアアイテムの
ドロップするモンスターが
出没するという噂を聞いた。
一緒に
いってみるか?」
「だ…第3線…?」
フィールドへ出ることの
許可が降りたものの
第3線にとなると
喜ばしいだけではない。
今まで初期エリアの
モンスターしか
見たことがないのだから
当然ながら不安は
隠しきれない。
「おいおい、
いきなり第3線だなんて
ソラには早いんじゃねーの?」
「ギン…お前は
だまっていろと
言ったはずだ。」
ギンは
あくびをしながら
頭をかきむしった。
「で、どうする?ソラ。
いくのか。
いかないのか。」
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