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すると
アキラは立ち上がり
頭を覆っていた
フードをはらった。
銀髪のミディアムヘアー。
肌は小麦色で
色白ではなさそうだが
ハーフのような
顔立ちをしていた。
「じゃあ
早いとこいこうか。」
ソラもつられて
その場に立ち上がった。
「パーティ組んでんだろ?
安全は確認出来るはずだ。
どっちにいる?」
そうだ。
パーティである以上、
HPも確認が出来るうえに
MAPで位置までも
確認が出来る。
そんなことも
忘れてしまうほどに
俺は動揺して…
いや
びびっていたんだ。
左上の視界では
カイトとギンの
命のメーターが
しっかりと確認が出来た。
「いや…まてよ…。
なんか、どんどん減ってる…
HPが赤色になってるよ!!」
心音がまた急激にはやまり
身体中にひびきわたる。
「どっちだっ!!」
「あ、あっちの方だ…!!」
アキラは
ソラの指差す方の
暗闇のその先へ
とてつもない早さで
走り始めた。
ソラはあまりもの
唐突さに
一瞬きょとんとしたが
直ぐ様、見失わないよう
走り出した。
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