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「ソロプレイヤーの
アキラって人だよ!」
「おそろしく
強いプレイヤーだ…」
いつもは
おちゃらけている
ギンのその深刻そうな
声色はまるで
アキラ警戒するかのようで
あった。
「助けてもらって
それはないんじゃないか?」
カイトが苦笑いを見せる。
そうだよ。
助けてくれたうえに
彼はプレイヤーだ。
警戒する必要なんてないのに。
しかし、
とてつもなく
大きなモンスターだ。
まるで巨大な芋虫。
よく見れば見るほど
気持ちが悪い風貌だ。
モンスターの方へ
指で空中をつつく。
【ワームビースト】…
こいつとはもう
やりたくないな。
あれ…
そついえば
こいつはもう
倒されてるんだよな。
なのに
なんでこんなに…
「離れろ!!」
その疑問は的中した。
アキラの大声が
聞こえた時にはもう
遅かった。
モンスターが倒されてから
データの塵と化すのには
さほど時間はかからない。
このモンスターは
まだ倒せちゃいない。
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