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カッ
ソラの罵声と共に景色は
フラッシュがたかれたかのような
明かりを放った。
思わず目を閉じたアキラであったが
空気がソラを中心にどよめき、
熱風が波打つのを感じた。
「ギャアァアァァアウウゥウ!!」
「な、なんだ?!」
目を開くと、野多目血回る
ワームビーストの姿が。
そしてその体からは
蒸気が放たれ、少しづつ溶け消えていく。
消えていく部分は何か沸々と泡立ちが見えた。
一体何が…。
バタン。という音で振り替えるとソラが倒れていた。
アキラは直ぐ様かけより、ソラを抱きかかえた。
「大丈夫か?」
「大丈夫…。僕の魔法…HPも使っちゃうんだ。」
「なっ…。そうか…。とりあえず、これを。」
アキラは回復錠をソラの口へ運んだ。
魔法?今のはこの少年の魔法だというのか?かなり高度な、しかも攻撃魔法。こんな攻撃魔法、存在するのか?
「攻撃魔法…。使えたのか?」
ソラはHPが赤色から緑色に戻ると
自分の足で立った。
アキラの同様を感じ、少し困ったような気持ちになった。
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