月1の営業の男

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「・・・」 じぃっと見つめられるから 恥ずかしくて顔がみるみる赤くなる 「艶子さんは、接客中は愛想いいのに普段はなぜそんなに無愛想なのですか?」 「・・・はぁっ!?」 「貴女の営業とは違う笑顔、見たことがありません」 「・・・そ、そんなのあなたに関係ないわっ!」 「そうなのですが・・・」 そう言いながら斎藤は なぜか眼鏡を外して さらに顔を近づけた 息が、かかる 「な、なんなの」 「いじめたくなるんです、あなたみたいな人は」
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