月1の営業の男

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「か、からかわないでくださいってば!」 私はばっと手を振りほどいて、斎藤を睨み付けた 眼鏡の奥のアーモンド型の瞳がゆっくりと三日月型にかわって 「すみませんでした」 謝る言葉とは裏腹に 私の行動を楽しんでいるようで 腹が立った。 この男に これから 奪われる 心も 体のすべてを
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