1375人が本棚に入れています
本棚に追加
最低!
最悪!
あの日・・・
一緒にお昼を食べた日から私は斎藤が苦手・・・いや、大嫌いになった。
でも、月1で彼はやってくる。
はずなのに
「たまたま近くに仕事で来ていましたので」
「発注されていましたこちらを届けに」
月1どころか
週1で来ている気がする
「斎藤くん、最近よく来るわね?」
ほら、店長までそんなことを言うようになってしまった
「会社から一番近いですし、それに・・・僕、上田さんに会いたくて」
「斎藤くんっ!つやちゃん狙いなの!?大変よ?つやちゃん・・・彼氏いるし、簡単には振り向いてくれないわよ?」
「ははっ。そうなんですけどね。綺麗な人に会えると思うと仕事も頑張れそうなんで」
店長と斎藤の会話をぎろりと睨みながら聞きながら、私は陳列棚の整理をする。
最初のコメントを投稿しよう!