優しいのと強引なのと

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「もしかして、感じましたか?」 少し意地悪な声で少し声を潜めて話す斎藤にはっと、顔を上げたら 「クスッ・・・顔真っ赤ですね可愛い」 嬉しそうに微笑みながら絆創膏を私の指に巻き付け始めた 「そ、そんなこと・・・どこでもしてるんですか!?」 「え?」 「そ、そういう行動よくないと思います。勘違いしますよ、誰にでもしてたら」 てか、私にそんなことしないで 大事な人にだけしときなさいよ 「・・・貴女にしかしませんよ?」 斎藤の以外な言葉に 私はまた硬直してしまった 「艶子さんにしか、しません。それより・・・感じたんですよね?指先で」 「ち、違うっ」 「・・・キスしたい」 「・・・えっ!?」 斎藤のとんでもない一言が、聞こえたと同時に 体も唇までも 彼に捕まっていた
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