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「誰かに・・・見られたら困りますっ」
「・・・見られないところだったら、構いませんか?」
「彼氏いますんでっ!」
「そうでしたね」
うーんって少しうなりはじめる斎藤。
離してもらえず、もぞもぞ動いてみたけれど彼の腕の中からすり抜けることすらできない
「そうだ、デートしてください」
「・・・はっ?」
「壊れたグラスの弁償・・・ってことで、僕にあなたのお休み1日下さい」
「えぇっ・・・」
「約束、ですよ?艶子さん」
有無は言わせない。
そんな態度で私を見つめるこの男・・・
ムカつく
だけど
私は翌週この男と1日を過ごすことになる
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