第12章

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ピンポーン バタバタ、ドタドタ、ドスンバタン! ガバッ!ゴン! 痛ぁっ!!!いつも立つ場所に荷物があって、ドアの陰で待っていたら、勢いよく開いたドアにおでこをぶつけた。思わず額を押さえて蹲(うずくま)る。 「いらっしゃ…あら?雫ちゃん!? やだぁー月下ぁー!雫ちゃんが傷ものにぃー!!」 近所に聞こえる大声で誤解を招く事言わないでください… 「母さん、誤解を招く発言は止めて雫を家に入れてやりなよ。 手当てしなきゃ」 そーしていただければ助かります。 うぅ、ツキ兄だけが頼りだよ… リビングに座らせられて、とりあえず冷やしてもらう。 「『ぃ、たっ』」 リビングでおでこを冷やしてもらう私の隣には脛に湿布を貼ってもらう彪。 なぜ彪も怪我? 「だいたい母さんが出てくるから、騒ぎになるんだろ」
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