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『私は別に何も…麻琴とかんなさんが仲直り出来たなら、それで良かった』
「ああ、お蔭で助かったよ。本当に感謝してる」
なぜか自分の眉間がピクッとした。…やだ、なんでだろ。
「雫、俺の事許して?これまで通りに戻ってくれる?」
まぁ、元サヤに納まった人に変な態度とるのも自意識過剰だよね。
『わかった。許す様に努力する』
ツンとそっぽを向いてそう言ったのに、麻琴は嬉しそうに私の頭をワシワシ撫でた。
「良かった。雫、過去も精算したし心おきなく俺を好きになれ」
はぁ!?
あまりに速く麻琴の方を向いたせいで、首がピキッっていったよ。
『何いってんの!?ヨリ戻したんでしょ、麻琴最低っ!!』
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