117人が本棚に入れています
本棚に追加
/681ページ
「森崎君、あの子誰?」
ものすごい目付きで睨まれてるし!
「俺の幼なじみ。あんたの事知らないから、あいつもいるならいいよ」
私を巻き込むなぁ!そんなの断るに決まって
「わかった、聞いたでしょあなたも行くよね?」
受け入れるのかよ!でも目から出るビームで焼き殺されそうなんだけど…
『私は結構です…』
「じゃあ俺も行かね」
「そんなぁ!
ちょっと!あんたさ、幼なじみか知らないけど、あたしがこんなに頼んでんのに何なの?」
“こんなに頼んでる”!?頼まれているとはわかりませんでしたけど。
本当にやだ。心底やだ。
近くに座る友達を見回せば、え!?という顔をして首を振った。薄情な!!
誰か他に行きたい人ぉ~
学生ラウンジをぐるりと見回すと、今まで好奇心丸出しにしていたクセに、一斉に顔を背けた。皆、酷い!!!
最初のコメントを投稿しよう!