第13章

3/25

117人が本棚に入れています
本棚に追加
/681ページ
「森崎君、あの子誰?」 ものすごい目付きで睨まれてるし! 「俺の幼なじみ。あんたの事知らないから、あいつもいるならいいよ」 私を巻き込むなぁ!そんなの断るに決まって 「わかった、聞いたでしょあなたも行くよね?」 受け入れるのかよ!でも目から出るビームで焼き殺されそうなんだけど… 『私は結構です…』 「じゃあ俺も行かね」 「そんなぁ! ちょっと!あんたさ、幼なじみか知らないけど、あたしがこんなに頼んでんのに何なの?」 “こんなに頼んでる”!?頼まれているとはわかりませんでしたけど。 本当にやだ。心底やだ。 近くに座る友達を見回せば、え!?という顔をして首を振った。薄情な!! 誰か他に行きたい人ぉ~ 学生ラウンジをぐるりと見回すと、今まで好奇心丸出しにしていたクセに、一斉に顔を背けた。皆、酷い!!!
/681ページ

最初のコメントを投稿しよう!

117人が本棚に入れています
本棚に追加