第13章

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目的地に着く迄は結構時間が掛かるらしい。 昨夜眠れなかった事に加え、合コンの様にキャアキャアしている集団に馴染めない事もあって少し離れた場所で爆睡していた。 頭を深く垂らして前後不覚に眠る私を見て 「すごぉい、こんな場所で爆睡してるー(笑) 冬眠中の熊?って感じー! マドカは家とか以外で寝るとか無理だから、羨ましい~」 冬眠中の熊が座って頭を垂らして寝るのかは知らないし、授業中に爆睡してるのは違うのかよ…そう思ったが誰も突っ込む気になれなかったという。 終点間近の目的地に到着すると、私達以外にもちらほらと下車する人がいた。そのほとんどの人が駅前で待機していたキャンプ場へのシャトルバスに乗り込んだ。 キャンプ場で道具がほとんど借りられるとあって皆わりと荷物は少ない。 バスが出発して15分後。漸く目的地に到着した。 外に出てうぅ~んと伸びをすると体があちこちバキバキだった。特に首が。 わかってます、これは電車で寝てたせいですけども…
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