出会い

7/8
前へ
/10ページ
次へ
「…そんな顔、しないで。行ってらっしゃい、お父さん!家で待ってるからね!」 「千春……うん、行ってきます!あっ、これ家の鍵ね。早く帰ってくるから!」 私は手を振りながら、笑顔に戻った父を見送った。 *** 「うーん、家の探索もしたいところだけど……取りあえず、荷物は部屋に置いたし、出かけようかな……」 父を見送ってから約15分、私千春は悩んでいた。 (やっぱり、京都といえば観光でしょ! せっかくのいいお天気だし、 明日は雨みたいだし……あーもう!!!) 「よし!出かけるのよ千春!せっかくの京都楽しまなきゃ損!」 (それに、一度行ってみたいところがあったんだよね……!) 私はウキウキしながら、家をあとにした。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加