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「…そんな顔、しないで。行ってらっしゃい、お父さん!家で待ってるからね!」
「千春……うん、行ってきます!あっ、これ家の鍵ね。早く帰ってくるから!」
私は手を振りながら、笑顔に戻った父を見送った。
***
「うーん、家の探索もしたいところだけど……取りあえず、荷物は部屋に置いたし、出かけようかな……」
父を見送ってから約15分、私千春は悩んでいた。
(やっぱり、京都といえば観光でしょ!
せっかくのいいお天気だし、
明日は雨みたいだし……あーもう!!!)
「よし!出かけるのよ千春!せっかくの京都楽しまなきゃ損!」
(それに、一度行ってみたいところがあったんだよね……!)
私はウキウキしながら、家をあとにした。
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