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「土帝からは何か?」とアリサが茶色いローブに振る
「そうじゃなぁ、あの若造は莫大な魔力と戦いのセンスはあるがまだ帝の域に達してはおらぬ」
おぉ、流石はジジィだ。あのトラブルメーカーの事をよく分かっている
「ありがとう。土帝、とても参考になります」
「ふぉっふぉっふぉっ。年寄りの意見が参考になるとは思えんがな」
「では、雷帝が時間が惜しいと言っているので採決を採ります。陽斗さんを新帝就任に賛成の方は挙手」
アリサが言うが誰も手を挙げない
「では賛成0。反対7で新帝就任は無しと言う事で解散」
はや!定例会終わんのはや!
「優羽さん、この結果を国王に報告しておいて下さい」
「え、クレーム処理スキルは持ってないんだけど」
絶対ガミガミ言ってくるよ、だって王族貴族だろ?性格腐ってるの多いんだろ?
「大丈夫だ。国王はクレーム付ける程、ケチケチしたクソ野郎じゃなぇ。きっと軽く流す筈だ」
ひっそりと耳打ちする黒アリサ
「あ、そうなの」
「えぇ。一応、ここ王都の地図を渡しておきますね。城は外に出れば直ぐ分かりますから」
あ、白に戻った
「そんじゃ、行って来ます」
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