第3話 《もしかしてだけどぉ…》

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異世界に来て1ヶ月 「オラァ!!とっとと依頼行ってこい!!!」 「いや、弁償したよな?」 そう、弁償した。だから俺はもう働かなくていい筈なんだが 「はぁ?ここに居るんなら働け」 「アリサだって働いてな――」 「アタシは日頃から帝の仕事や定例会の指揮執ってたりしてるだろ」 うん、してる。意外にしてる。普通に魔王軍と戦って勝ってるし……そしたら陽斗要らなくね?需要ナくね? 「とっとと邪悪竜討伐行ってこい!」 バンッと顔を依頼書と一緒に平手打ちされた 「いってぇ」 依頼(邪悪竜討伐!) 難易度XXX←最高ランク 依頼内容『突如現れた黒い鱗の竜が―――――を討伐して下さい!!!』 場所、凍土 報酬、私のカ・ラ・ダ 「ヤダ!これヤダ!嫌な予感と謎の罪悪感が出て来るしヤダ!」 「っせーんだよ!!黙って行ってこい貧乳が!!」 最近、女体化した時にあの貧相な胸を馬鹿にされまくり普通に傷付くようになっていた 「いいもん!別に大きさだけが全てじゃないもん!」 そして口調が気持ち悪くなっている 「あ?じゃあ、感度が大事ってか?あ?」 「ひやぁぁ!!触んないでえぇぇ!!くわえないでぇぇ!!」 アリサは俺の耳に唇を這わせ、脇をこしょがす。あ、ヤバい。なんか新しい人格が生まれそう。てか、今、神様なんだよな?俺。なのにこんな一方的って……
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