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そんな期待されても困る。
ノート貸しただけだろう?
僕は君なんて大嫌いだよ、いや好きだけど…。
いつもしつこくつきまとってくるし、好きだよ、なんて五月蝿いし…。
「僕は愛なんて空想のなかだけだと思ってるし、ハッキリ言ってくだらない」
「そんな…」
「友達のままでいいだろ?」
好きとか一番愛してるとか…悪いけどそーゆーの意味不明だから…とも付け加える。
「でも…あたし……」
「取り敢えずすぐ病院行ったほうがいいよ。
恋愛感情は病気の一種だし、薬でも飲めばすぐに治るさ」
「…ひどいよ…っ」
そう言って泣きだす君。
ちょっと言いすぎたか。
でも、設定だけはいじりたくない。
「泣くなよ…君と僕は仲のいい友達。それでいいじゃないか」
「…うん…。でも、あ…っあ、諦めないからね!」
「せいぜい頑張れ」
僕も本当は君のことが好きだ。
…でも、ツンが無くなったらそれで終わり。
すぐにデレたらつまらないだろう?
今の君にはまだ言うつもりはない。
でも、いつかきっと…。
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