繋がり

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「そう……」 どう答えて良いかわからない そんな会話だけで、もう身体が香織を求めている。理性も効かない… 「入って良いの?」 「うん、でもそんなに時間無いけど」 「うん、少し話したいだけ」 「そう、じゃあ…」 話すだけで済むのだろうか? 「ゴメンね…」 「何か飲む?」 「良いよ、時間無いんだよね」 お互いにそんな事が嘘だとわかっている 店の明かりは、最大限に明るくしてあった 「ダメなの、どうして良いかわからないの」 「それは俺も同じだよ」 「彼氏とは上手くいってないの?」 「大好きなの、でも身体が逃げちゃう。どうしたら良い?」 そんな事言われても答えられない。タバコに火をつけて棚のバーボンをグラスに注いだ 「隆ちゃんはどうなの?あの子とは…」 「普通だよ、変わりない」 「そう、良いね。できちゃうんだ」 半分は嘘、でもそんな事話せない
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