運命の日 #2

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これ程一人の女の事を考えるのは、どのぐらいぶりなのだろう ただ、正確には香織の事を考えているわけでは無い 香織との交わりの事を考えているのだから、意味がまったく違うのかも知れない これが思春期真っただ中ならば、色々な事を想像して性的に興奮する事だろう しかし、それは少なくとも頭の中でイマジネーションを組み立てなければいけない もう想像だけで、そう言った気分になる事は少なかった ところが、先ほどまであれだけの行為を行ったにも関わらず、香織を思い出すだけで身体の芯が堅くなる とにかく頭から香織を追い出さないと眠る事もできない 私はどうなってしまうのか。彼女は今どう考えているのだろうか
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