運命の日 #2

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「おはよう」 カーテンが開く音、闇から一気に夏の日差しに晒される。 「昨日は遅かったの?」 明るい笑顔でそう聞かれた、とりあえず数時間は眠ったみたいだ 「うん、今何時?」 「いいともの時間だよ」 「昼ドラ迄寝かせてよ」 「ダメだよ、お店行く前に服買いに行くって約束じゃない」 「今日でないとダメ?」 「ダメ!着るものないんだもん」 のそのそと起き上がる、もう昨夜の事への罪悪感を感じる体力的な余裕もない 「酷い顔」 私の頬を両手で挟み、軽くピシャリと叩く 「シャワー浴びてくる、出かける用意しといて」 「は~い、早くしてね」 帰ってからも浴びたシャワーをもう一度浴びた。両手にボディーソープをぶちまけて身体中に塗りたくる ソープを手のひらで洗い流しながら、考える。何故あの手が、あの肌が触れるだけで感じるのだろう 精神的なもので無く、単に皮膚の感触が合うという事だけなのだろうか? そんな事を思い出すだけで、又硬くなってしまう自身が情けなくなる
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