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限りない悦楽に感情までが重なる。身体中の細胞までが開いてゆく
ソファーに移動して香織を横たえる、全部を味わいたい気分なのだ
柔らかな丸みの先にある、小さな突起に頬ずりをする、鼓動までが溶け込むように耳に流れ込んでくる
しばらくその鼓動に耳を傾けた、それからゆっくりと両手を丸みに添えて、敏感な先端に口づける
舌先が触れるたび、香織がピクリと仰け反り小さく声を漏らす。円を描くように小さな突起を舌先で、唇で味わってゆく
緩やかで滑らかなラインを唇と舌で下ってゆく、縦に割れた小さな窪み、細いウエストの真ん中にある窪みにも舌を滑らせる
「くすぐったいよ…」
香織の指先は所在なさげに、私の髪を撫でていた
小さな窪みから、その先へと進んでゆく。柔らかな茂みを唇でかき分け、既に溢れている部分へと舌先が分けいってゆく
たまりかねて動き回る腰を、両手で抑え込む。唇と舌の全てで、その部分の隅々までゆきわたらせる
香織の全身が大きく痙攣を繰り返す。それだけで私は充足感に満たされていく
「………しい」
香織が荒い息遣いの中で何かを呟いた。敏感なその場所から離れて、香織の顔に近づいた
「どうしたの?」
私の頭を強く抱きしめてもう一度囁いた
「優しい…嬉しいの」
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