未定 #2

3/18
前へ
/35ページ
次へ
毎日が過ぎてゆく、茜との式も当然の様に近づいてくる 「ねえ、式の日お店はどうするの?」 「土曜日だし、開けるつもりだけど」 不満そうな茜、当然か。新婚旅行すらない、その事には香織の事は関係なかったが、精神的にホッとしていたのも事実だ 「まあ、仕方ないね。パパになるんだし」 そう話す茜を、後ろから抱きしめた 「ねえ…大丈夫なの?」 「ん?何が?」 「最近してないから、大丈夫かなって」 外でしてるとも言えない 「高校生じゃないんだから、我慢できるさ」 「でもさ…こっち来て」 私をソファーに座らせた。目の前に跪き私を上目遣いで見つめる。パジャマ代わりの短パンを下着ごとズリ下げた 「どうしたのさ」 彼女の唇に私自身が飲み込まれる、茜はこうした行為が得意ではない。それにも関わらず、自分からなどという事は初めてだった 不器用に右手を上下させながら、唇と舌で行為を続ける。これで絶頂を迎えるのは難しい、私は動き続ける茜の右手に自分の手を重ねた そうして、茜の口に絶頂の代償を吐き出した 「ゴメン、苦い…」 そう言いながら、トイレへと歩いていった
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

917人が本棚に入れています
本棚に追加