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恋愛ドラマでもない限り、大袈裟な終わりなんて無いのだろう
一月が二十日になり、半月になる。二人共、判っていながら口に出さなかった。
後、一週間。約束の時間は、もうすぐ終わりを告げる
「香織・・・本当に、これで終わりなのかな?」
「隆ちゃん、仕方ないよ。約束なんだもん」
「後、一週間・・だね」
「そうね・・ねえ、隆ちゃん。長かった?」
「いや、あっという間だった気がする」
「私も、そう・・」
「悪かったね、香織。でも、俺は愉しかった」
「辛い事もあったけどね。香織も愉しかったよ」
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