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「それに昨日、秒で駆けつけると約束しましたので少々急いでお迎えに上がりました」
「いや、まぁそれは感謝しますけど…」
たしかにそんなことを言っていた。
しかし俺がこの門の前に立ってから本当に秒で駆けつけるとは。
何者だこの人。
忍者か?
忍だけに。
「……さて、早速ですが中に入れてもらっていいですか?」
自分のギャグがあまりにもつまらなかったので、さっさと屋敷の中に入れてもらうことにした。
「そ、そんな!私が入れるのですか!?普通は逆のような気がしますが…。……いいでしょう。日比谷先生がお望みとあらば私はそれでも―――!!」
「いいから早く案内しろ!!」
もう、ホントこの人ダメだ。
菜々と同じくらいダメだ。
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