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忍さんの後ろを着いて、屋敷の中を歩く。
外は猛暑であんなに暑かったというのに、何故か屋敷の中は涼しく感じた。
別にクーラーなどは見かけなかったのだが空気が少しひんやりとしている。
「………」
相変わらず、人の気配は感じない。
長い廊下に響くのは俺の足音のみ。
忍さんは足音を立てずに歩いていた。
どうやってんだそれ。
「…やっぱり忍者?」
ボソッと呟く。
「違いますよ。実は私、3ミリ浮いてるんです」
「ドラ○もんか!!」
こちらを振り向かずにそんなことを言う忍さんにツッこむ。
というかよく俺が言いたいことが分かったな。
「右手には5ミリバルカン」
「せめて空気砲にしよう!!」
人造人間ですかあなたは。
「頭部には60ミリバルカン」
「ガ○ダムか!!」
60ミリとか、掠っただけでミンチになる。
「胸にはミサイル」
「是非見せてください!!」
個人的には91センチおっぱいミサイルが好み。
「はぁ…はぁ…」
「………」
ツッコミの連続で息が切れる。
「くそッ!ホント、キャラ強いですね忍さん!!」
「いや先生もけっこうですけどね?」
忍さんが怪訝な顔をしていたが、何故なのかは分からなかった。
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