第4話 個性にトライ!

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-------------------------------------------------------- 忍さんの後ろを着いて、屋敷の中を歩く。 外は猛暑であんなに暑かったというのに、何故か屋敷の中は涼しく感じた。 別にクーラーなどは見かけなかったのだが空気が少しひんやりとしている。 「………」 相変わらず、人の気配は感じない。 長い廊下に響くのは俺の足音のみ。 忍さんは足音を立てずに歩いていた。 どうやってんだそれ。 「…やっぱり忍者?」 ボソッと呟く。 「違いますよ。実は私、3ミリ浮いてるんです」 「ドラ○もんか!!」 こちらを振り向かずにそんなことを言う忍さんにツッこむ。 というかよく俺が言いたいことが分かったな。 「右手には5ミリバルカン」 「せめて空気砲にしよう!!」 人造人間ですかあなたは。 「頭部には60ミリバルカン」 「ガ○ダムか!!」 60ミリとか、掠っただけでミンチになる。 「胸にはミサイル」 「是非見せてください!!」 個人的には91センチおっぱいミサイルが好み。 「はぁ…はぁ…」 「………」 ツッコミの連続で息が切れる。 「くそッ!ホント、キャラ強いですね忍さん!!」 「いや先生もけっこうですけどね?」 忍さんが怪訝な顔をしていたが、何故なのかは分からなかった。
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