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テーブルを挟むようにして俺の反対側には、全身タオルケットに包まって床に転がっている物体が。
すうすうと寝息が聞こえる。
どうやらアレは、まだ寝ているようだ。
それも仕方がない。
昨日の夜から、2人だけでこのテーブルにある酒全てを飲んだのだから。
俺はそんなに酒に弱くないが、最近やっと酒が飲めるようになったあの物体の中身のアイツにとってはキツかっただろう。
後半は顔色悪かったしな。
部屋の掛け時計に目をやる。
時刻は11時42分。
もう昼だった。
日が変わってもしばらくは酒を飲み続けていたため、この時間まで起きなかったのか。
とにかく今日は講義がなくてよかった。
…とはいえ、これからとある約束がある。
さっさと部屋を片付けて、その支度をしなければ。
「…酒くさ」
しかしまずはシャワーでも浴びようか。
俺は少しだけ重たい身体と寝ぼけた頭に気合を入れるため、風呂場へと向かった
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