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未公開シーン
~透明バジリスク対アスト~
パラガスはバジリスクに透明魔法をかけると、バジリスクは透明になり雄叫びをあげた。
アストは手綱を叩くと、愛馬シャムは前脚を掲げ、消えたバジリスクへと突き進んだ。
アストは見えない敵を気配で感じ、勇気をだし剣を振った。
剣先に確かな手応えを感じた。
地面に滴り落ちる透明の血が、生えていた草を透明にする。
「雄か?雌か?」
パラガスが透明になった草を見ながら叫ぶ。
雄の血なら50メートル先まで毒が廻り、瞬時にアストやパラガス、タンクにペテンは死亡する。
アストは躊躇なく、バジリスクの気配を探りながら攻撃の手を緩めなかった。
「アスト、そのバジリスクは雌だ!オレも応戦する」
瞬時に死ななかったパラガスは、すぐにバジリスクが雌と判断し、宣言すると同時に馬車から飛び降りた。
雌であるバジリスクは二人の騎士と魔術師の敵ではなく、数分後には辺りを血で透明にしながら絶命した。
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