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プロローグ……。
そこに人など居ない……。
そこに人なんて存在しない……。
そんな事を毎日、考えていた。
私の住む場所に限りは、存在する……。
人の限界……。
それは、生き残るか生き残れないか。
それが、人の限界を超えるか超える事が、出来ないか。
「私の住む世界には、光がある。でも……」
一人の少女が、そう答える。
「私が、住む世界には光が無い……。そればかりか……」
もう一人の少女は、そう答えると顔を暗くしうつむいた。
何が正しくて何が正しくないのかなんて人には、判断がつかない事だって
あると思う。
思うけど結局の所は、争いで解決するのかそうでないのかの二種類に分かれて
結果的には、それに勝利したものが正しいと評価される。
全ての話は、そこから始まっていたんだと私は、自覚する。
そう……。
この世界も……。
全てに共通するもの……
『世界の不条理』
……。
…………。
………………。
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