第1話

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プロローグ……。 そこに人など居ない……。 そこに人なんて存在しない……。 そんな事を毎日、考えていた。 私の住む場所に限りは、存在する……。 人の限界……。 それは、生き残るか生き残れないか。 それが、人の限界を超えるか超える事が、出来ないか。 「私の住む世界には、光がある。でも……」 一人の少女が、そう答える。 「私が、住む世界には光が無い……。そればかりか……」 もう一人の少女は、そう答えると顔を暗くしうつむいた。 何が正しくて何が正しくないのかなんて人には、判断がつかない事だって あると思う。 思うけど結局の所は、争いで解決するのかそうでないのかの二種類に分かれて 結果的には、それに勝利したものが正しいと評価される。 全ての話は、そこから始まっていたんだと私は、自覚する。 そう……。 この世界も……。 全てに共通するもの…… 『世界の不条理』 ……。 …………。 ………………。
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