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あれ?
あれあれあれー?
これって、もしかしなくてもそうだよね
まだ色恋沙汰には縁がないあたしでも分かるこの反応
「ね、エストレジャ」
「はい?」
「せっかくだからさ、クルエルにお城の中でも案内してもらいなよ」
「ひっ、姫様!」
彼を指して言うと、上擦った声が飛んできた
「何?」
「私は暇ではないんです!そのようなことは、他の者に頼んで下さい!」
こんなに焦ったクルエル、見たことない
何だかイタズラ心が芽生えてくる
「いいじゃん!部下の管理も仕事のうちでしょ」
「私の部下は100人は下りません。そのように、1人1人に構っている暇などないのです」
「でも…」
「それに、女官が居るではありませんか。そちらの者に頼めば済むことでしょう」
……
あんまりしつこく言って怒られるのも嫌だしなぁ…
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