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クルエルが魔封じの結界を部屋全体に掛けているせいか、ちっとも分からない
でもこの部屋に居るということは、エストレジャもあたしと同じだから、彼女が何かしようと思っても剣など物理攻撃しか出来ないわけで…
大丈夫…だよね…
「お褒めに与(あずか)り、光栄です。お仕事をさせていただいてもよろしいでしょうか?」
跪(ひざまず)いたままニッコリ微笑む彼女を見ていると、つい惑いそうになる
「お仕事…って、何するの?」
「ベルダ姫様のお召し替えです」
「あ…そうなんだ」
ってことは、お風呂に入れってことだよね…
湯気が立ち昇り、視界が白く遮られたお風呂へと足を踏み入れた
あたしの部屋は食事以外のすべてを済ませることが出来る
『お風呂』といっても、掛け流しのお湯
だからいつでも入り放題
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