第2話  実験の始まり。

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 自分で言うのは照れくさいけど、それから彼は更に私を気に入ったようだった。  何かあると直ぐに私の下へ来て、色々な事を教えてくれる。時には私に頼って、瓶の蓋を開けて欲しいとねだってくる事もあった。  その細い腕じゃ仕方無いか。  「凄いな!」  なんて開ける度にはしゃぐ彼を見るのが少しだけ楽しい。私が眠る前には玩具で遊ぶのが普通になっていて、これが調教される事なんだと思った。  相変わらず手は出してこないけど、高そうなビデオカメラで撮影してくる事はある。変態だよね、私もそう思う。
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