第2話  実験の始まり。

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 何でかは分からないけど勉強も一緒にしてくれた。学校に通う訳でもないのに。しかも英語。同じ日本生まれだから、日本語勉強しても仕方無いけどさ。  「Crab!」  馬鹿みたいに大きなジェスチャーをして、蟹を渡してくる。  「あっ! 食べちゃ駄目だよ!」  いやいや、蟹渡されたら食べるでしょ。ていうか彼は少し頭が弱いんじゃないかと思わされた。  彼の事だ、これも何かの調教なのかもしれない。英語で罵って欲しいのか? 呆れてベッドに潜り込んだ。
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