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次の日、珍しく彼は家を空けた。
昨日、自分で作った罪悪感のせいでチャンスだとは思えない。自分が間違っているとも思わない、軟禁されているのは事実なんだから。
けど優しくしてくれたのも、ご飯をくれたのも遊んでくれたのも事実で。
「…………」
罪悪感の鎖が私を家から出さなかった。ベッドに寝そべりながら、近くのキャラクターに不満をぶつける。
シー、アール、エー、ビー。蟹……食べたいな。
明るい部屋の中で私は眠りについた。
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