最終話  軟禁の終わり。

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 気付けば紘市は眠っていて、私は暇な夜を過ごした。疲れてるのかな。  「…………」  机に座ったまま静かに寝ている紘市。何にも出来ないのに、何かしてあげたいと思う自分が不思議だった。  朝になると私は寝て、紘市は起きる。  「おはよう、ひかり」  「お休み、紘市」  お互いの挨拶が入れ違った。少し固めのベッドも私に馴染んできて、気持ち良く眠りにつく。
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