第9話

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モーズリーの超能力はカレラにイメージを送ることしか出来ないのだがモーズリー曰くこの能力で「会話」できているというのだ。 ニール「ここは何処なのか教えてもらってください。」 モーズリー「そんなことここ10年繰り返してるさ。」 どうやらことごとくその質問は拒否されているようだった。 ジャン「もしかしてこいつらも、ここが何処だか知らないんじゃ?」 陽一「んな馬鹿な!」 モーズリーはテレパシーを送っているようで、無口である。 はっ、とモーズリーが顔を上げて モーズリー「しらないっぽい」     といった。 まじかよっ 一同の心の中はそんなことをつぶやいていた。 と。 カレラの一人がジャンを飲み込んだのである! おいおいおいおいおい!!! まずい。非常にまずい。 カレラは温厚な性格ではけっしてなかったのだ。 マイク「つ,つながった!」 地球とつながった! マイク「こちら、NAZAステーション!きこえますか!」 管制室「お、おう!」 マイク「緊急事態発生!宇宙人が襲撃!」 ジャンが死んでしまった。陽一たちは敵の猛威に立ち尽くすことしか出来なかった。 モーズリー「10年間こんなこと無かったのに...」 いや、あった。10年前のNISIシャトル事故。あれはカレラの襲撃事件とも言えるできごとである。
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