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香織の料理は、大分冷めてしまっただろうけど
「有難う~!ん~美味しいね~風~!」
「ゼリー付いてるよ!」
「良かったね~!」
「ママ、一つあげる~。」
二つある内の一つを風香は、香織に差し出す。
「わぁ~!風~優しい!有難うね。」
風香は満足そうな顔をして、もう一個のゼリーを食べた。
「光志!次これ食べるか?」
細かく切ったハンバーグを口元に持って行くと、俺の手を掴みながら口に運ぶ。
この小さな手も、大事なモノを守れるくらい大きくなる日がくるんだよな。
楽しみだけど、俺もおじさんだな。
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