ー 抱きたい男 ー
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手を伸ばせば、 そこに抱きたい身体があって、 喉が渇けば、 果実を齧って、溢れる蜜を舐めていた。 何も考えず、 何の見返りも求めず、あなたの肉を貪るだけ。 渇きが癒えるまで、 飢えを失うまで、 永遠に満たされない欲望を抱いたまま、生き続けるのだと思っていた。
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