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三日間学校を休んだ。
私は施設で暮らさせてもらっている。
優しい施設のみんなに心配かけられない。
三日間公園のすべり台で時間を潰していた。
そして考える。
確かに人は信じても無駄かもしれない。
・・・でも施設のみんなや、小野嶋葉というこんな私に優しく声をかけて救いの手を差し伸べてくれる人がいる。
そういう人がいるだけで私は十分幸せ者じゃないか!!
そうか・・・そうか私の苦しみは「孤独」だった。
辛かった、さびしかったのは周りに人がいなかったから。
いや、自分には価値がないと自分で自分を縛っていたからなのだ。
考えて思うのは簡単だけど今自分は何もしていない。
これからどうする?
学校に行く?
そんな勇気私にはない。
やっぱり自分を勝手に決め付けている。
でも・・・こわい。
今度裏切られたらもう立ち上がれない。
考えれば考えるほどどうしていいかわからない。
なら私は自分にとって楽なことを選ぼう。
だったら・・・
私の答えは「なにもしない」だ。
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