似ているけれど・・・。

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しばらくぼーっとしていると携帯が鳴った。 小野嶋葉だ。 私は電話に出た。 「もしもし・・・」 「もしもし藍咲さんですか?あっ、小野嶋葉っす!!」 「知ってる。」 「俺、口下手だから会って話したいんだけど・・・どこにいる?」 「うん。・・・公園のすべり台で待ってる。」 といって電話を切った。 小野嶋は3分もしないうちに来た。 「藍咲さんおはよう。」 「小野嶋君、学校は?」 「ん?さぼり!!てか、初めて名前で呼ばれた気がする!」 へらへらしてるなと思う。 「ぷっ。さぼりって・・・まあ人のこと言えないけど。用事があるから電話したんでしょ?なに?」 「そうそう。なんで学校こないのか教えてほしい。元気そうだし何かあったとしか思えない。」 今度はへらへらではなくきりっとはっきりいった。 しつこいのでこないだのことを全部話した。 自分は平気なふりをして。 演技なら得意だし、ばれないと思う。 もう泣きたいと思ってること。
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