~序章~

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青年は、星の力を助けに借りながら、ついには、三百年続いた戦争を終わらせることに成功した。 そして、二度と戦争が起こらないようにと、星は、ど真ん中に、大きな大きな木を生やし、人間・妖精・魔族を全く別々の世界に分けてしまった。 木には封印の魔法が籠められた石が埋め込まれ、お互いの世界には行き来できなくなった。青・ピンク・黒の三色の封印魔法石がまるで宝石のように輝いているため、ジュエル・ツリーと呼ばれるようになった。 各世界を治める三人の王だけは、百年に一度、集い合う事が許されている。お互いの世界の状況を報告し合うためだ。 …ジュエル・ツリーの元に、集い合うのだ。 ―平和を誓い合うために―。
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