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「ふふふっ、分かった。」
そう言ってクスクス笑った朔弥は壁にもたれている土方に声をかけた。
「あの… …、貴方のお名前は…。」
「……土方…歳三。」
「土方さんと言うんですね。宜しくお願いします。」
「あぁ。」
そう言って不機嫌そうに下を向いた土方に宗次郎が口を尖らせ文句を言った。
「土方さん、愛想悪すぎです。もうちょっとは笑ったらどうです?朔弥が困ってるじゃ無いですか。」
「うるせぇっ!俺は元からこんな顔だっ。それより、お前っ!」
「はいっ?」
「なんであんな所で倒れてやがった。」
そう言うと朔弥は急に俯き、今にも泣きそうな顔をした。
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