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「ところで……、この子はどうしようか。 この村の子だろうか。」
「でも僕、見た事無いですよーぅ?」
「俺も見た事ねぇな。 」
「んー………。とりあえずボロボロの着物を着替えさせよう。このままじゃ可哀想だ。」
「そうだな。宗次郎、お前の貸してやれよ。」
そう言うと宗次郎は嫌だと言わんばかりに顔を背けようとしたが、勇の困った顔が見えたのでふぅ、と息をついた。
「仕方ないですねぇ。土方さんの言う事は聞きたく無いですけど、このままじゃこの子が可哀想なんで貸してあげます。 」
「ああ、ありがとう宗次郎。この子は俺の部屋に運ぶからそこに着替えを持ってきてくれないか。 」
「はぁーいっ! 」
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