2人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
私は、学校に着く間にこんなことを考えながら登校した。
重い足取りで、下駄箱へ向かう。
「おはよ」
後ろから、男の声が聞こえた。
私の胸がドキッと可愛い音をたてた。
『桐谷 悠馬(キリヤ ユウマ)』
高校一年生。
髪の毛はさわやかな感じ。顔は結構かっこいい。
私より背が5cmほど高い。
ちなみに私は155cm、悠馬は160cm。
「あ、おはよ」
笑顔で言おうとしても、逆に変な顔になってしまう。
悠馬は一瞬笑って、私の横を通る。
話しかけられたらだけで、緊張するなんて…
私がおかしいのかな?
いやいや、恋する乙女ってそういうもんだよね。
______桐谷 悠馬
彼が私の好きな人。
最初のコメントを投稿しよう!