第2話

4/4

2人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
高校生にもなって恥ずかしくないのか。 バカにもほどがある。 「んじゃ、私たち帰るから」 そう言い、自転車を動かした瞬間止められた。 「待てよ、結璃」 制服姿のこの子は、『小沢 空良(オザワ ソラ)』 高校一年生。 顔は、可愛い系だけど男らしいところもある。 空良は、私より少し小さいくらい。 他の男子とは違って、ちゃんと名前で呼んでくれる。 「ちょっとやめなよ、空良」 隣にいた梨乃が口を開いた。 空良は「うるせーよ」と顔を赤くした。 私の予想だけど、空良は梨乃のことが好きなんだと思う。 だって、梨乃と話すときいつも顔を赤くするんだもん。 梨乃は気づいてないみたいだけど。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加