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いつもなら駅まで勝也に送ってもらって、さよならしてから電車の中でメールをする。
今日も、そのつもりだった。
「今日は、まだ離れたくないんだよな……」
もうすぐ駅って場所で、勝也がポツリと言った。それを言う為に、緊張してたんだ。
そして、その言葉の意味も分かった。
キス以上の事がしたい。
勝也の目が、そう言ってるように見える。
付き合って三ヶ月。何も無いなんて、男の人にとって我慢できないのは何となく分かる。
それに、私だってそれを望んでる。
「うちに来る?」
「良いのか?」
「うん、もう三ヶ月だもんね。それに、聞いてもらいたい事もあるし」
いつか話そうって思ってた事を、話すタイミングは今じゃないかって思った。
あの事を話しても受け入れてくれるなら、そう考えて少しだけ顔が赤くなった気がする。
二人とも、無言で電車に乗ってた。
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