第一章 大失恋のその後で

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   ゼリーの栄養補助食品と、野菜ジュースにプリンを出す。  そして、流し込むみたいに食べたけど元気なんて出ない。 「携帯、どうしよう……」  最初にDVDをデッキに入れる時、携帯電話の電源を切ってた。  それは店のバイト仲間たちから、何かしらの連絡が入ったら嫌だったから。  煩わしい音を、遮断したかったし。 「勝也、連絡くれてたりしないかな……」  そんな事は、絶対にあり得ない。  あり得ないのに、無駄な期待を込めて携帯電話の電源を入れてみた。  マナーモードにしてたから、電源を入れると同時に携帯電話が振動を続ける。 「嫌な予感がするなぁ……」  振動が止まってから、メールを確認してみた。  未読のメールで一番古いのは、三日前のお昼だった。そこから、何十個かの未読メールが並んでる。  メールを開かないで、誰からのメールかだけ確認してみた。 「あるわけ無いよね……」
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